自宅でインターネットを使うときに光回線の契約をする時に、今はたくさんの光回線が増えていてよく分からなくなっています。
私自身、長らく情報通信業界にもいたということもありますが、これだけ情報が溢れているのにも関わらず、内容が非常に分かりにくいのが現状です。
しかも、様々な光回線サービスによってさらに迷うようになってしてまってます・・・。
その中でも、マンションタイプはいくつもあり提供ルールもあるためより分かりづらいサービスです。
主に集合住宅(マンションやオフィスビルなど)で利用されるものですが、通信速度は100Mbps,200Mbps,1Gbpsとあります。
しかし、設備状況により通信速度を利用者が選ぶことができません。
なぜマンションタイプは通信速度が選べない?その理由は?
実は集合住宅には集合住宅のプランを使うための”ラック”という設備が入っています。
そのため、通信速度はその設備によって使えるプランや通信速度が決まってくることになります。
仮にあなたのマンション(集合住宅)で通信速度が1Gbpsの光回線を使いたいと思っても、導入されている設備が対応してなければ1Gbpsでは利用できないということです。
光回線の設備には現在メインとなってる設備の配線方式は
・光配線方式
この2種類があります。
もう一つLAN配線方式というがありますが、ほぼ設置されているところはありません。
1番の問題はVDSL方式の設備がはいっているところは必ず100Mbpsの利用になります。
しかし、光配線方式は200Mbpsと1Gbpsの2種類を選べる設備です。
月額料金に違いはあるのか?プラン毎の料金は?
プラン名(NTT東日本) | プラン2 | プラン1 | ミニ |
---|---|---|---|
マンションタイプ(100Mbps) | 2,850円 | 3,250円 | 3,850円 |
マンション・ハイスピードタイプ(200Mbps) | 2,850円 | 3,250円 | 3,850円 |
マンション・ギガラインタイプ(1Gbps) | 3,050円 | 3,450円 | 4,050円 |
ギガマンション・スマートタイプ(1Gbps) | 3,350円 | 3,750円 | 4,350円 |
プラン名(NTT西日本) | プラン2 | プラン1 | ミニ |
---|---|---|---|
マンションタイプ(100Mbps) | 3,200円 | 3,700円 | 4,500円 |
マンション・ハイスピードタイプ(200Mbps) | 3,200円 | 3,700円 | 4,500円 |
マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼 (1Gbps) | 3,200円 | 3,700円 | 4,500円 |
NTT東日本では、マンションタイプとマンション・ハイスピードタイプは同じ金額です。
そして、NTT西日本に至っては全て同じ料金なんです。(LAN配線方式の建物は少ないので料金は割愛しました。)
設備によって速度は違いますが金額は同じ。
しかし、100Mbpsの通信速度しか使えなくても、文句をいっても変わるものではありません。
また、プラン2、プラン1、ミニという項目がありますね。
プラン2<プラン1<ミニと料金の差があります。
しかし、これもユーザーで選択できません。
「安い方がいいからプラン2でお願いします。」なんて言っても、設定されてるプランがプラン1ならプラン1の料金になります。
このプランというのは、建物の規模によるもので簡単に言うと、建物規模が大きいほど安いプランが設定されるようになっています。
光配線方式ならギガ(1Gbps)のプランが使えるのに・・・
NTT東日本はマンション・ギガラインタイプは金額より300円高く、ギガマンション・スマートタイプは500円高いですよね。
この2つはどちらも1Gbpsのプランになります。
この2つのプランの違いは、初めからルーターに無線LANが付いてるかどうかの違いです。

つまり、スマートプランはルーター1台だけで有線接続と無線接続ができるわけですから、2台も3台も機械を置かずにスッキリすることができます。
しかし、正直毎月300円レンタルして無線LANを借りるのであれば、費用的にも性能的にも電器量販店などで無線LANルーターを買った方がいいですけどね。
光配線方式の設備が入っているところはハイスピードかギガプランかを選ぶことができますので、価格や性能を比較して自分で決められます。
しかし、VDSL方式はそうもいきません。
VDSL方式でも速い速度で利用したい場合はどうしたらいい?
実はマンションでVDSL方式が入ってるところは少しずつ減っていますが、10年ほど前くらいの建物には入ってる可能性は全然あります。
これは公式サイトでも出てきませんのでNTTに聞くしかありません。
0120-116-116(NTT IPコールセンター)に電話してオペレーターに確認するのが一番確実です。
ちなみにここでプラン2とかプラン1とかの確認もできます。
調べた結果VDSL方式で100Mbpsしか使えないという方も多いと思いますので、どうしても通信速度でストレスを溜めたくない人には以下のような方法もあります。
マンションタイプより若干金額はあがりますが、ファミリータイプで申し込みましょう。
プラン名 | プラン2 | プラン1 | ミニ | |
---|---|---|---|---|
マンション・ハイスピードタイプ(200Mbps) | 2,850円 | 3,250円 | 3,850円 | |
マンション・ギガラインタイプ(1Gbps) | 3,050円 | 3,450円 | 4,050円 | |
ファミリー・ハイスピードタイプ(200Mbps) | 5,200円 | |||
ファミリー・ギガラインタイプ(1Gbps) | 5,400円 |
ファミリータイプで申し込むことで、1Gbpsのプランが利用できるようになります。
特に法人であれば通信速度が遅いのは業務に関わってきますので、可能であればファミリータイプで導入することをお勧めします。
しかし、建物状況によって導入できないということもあり、また回線工事の前に現場調査が必要になります。
また、現在光コラボの影響もあり、以前に比べ工事日がとりづらくなっているため、回線工事は1カ月以上先ということもあります。
それが、マンションタイプのところにファミリータイプをいれるのは、設備の関係などの調査があるため更に長くなることも考えられるため、回線の納期を早めたいのであれば別の方法しかありません。
多少料金が上がったり、光回線の導入が遅くなってもいいから、通信速度が速い方がいいという方はこの方法がおすすめですが
VDSLを使うなら他の回線を使うという選択をする
光回線はフレッツ光だけではありませんね。
今は光回線も自由化が進みNTTが各事業者に卸販売をする時代になりました。
それによって品質は同じで、料金も安くなり、しかもほとんどの光回線はプロバイダまで含んだ料金になっているので、フレッツ光を利用するよりも確実に安く利用できるようになりました。
しかし、今回のケースは光コラボは無意味です。
「光コラボの環境=フレッツ光の環境」ですから、フレッツ光がVDSLなら光コラボでもVDSLとなります。
別記事でVDSLでもインターネットを速く使えるサービスを開設してますので、是非ご覧ください。
このブログが少しでもお役に立てれば幸いです。