Page Speed Insightsとは?
サイト表示が3秒遅いだけでサイトから離脱する人が50%増加するといわれていますし、SEO対策としても重要なポイントになっています。
ここ数年でサイトの表示速度は非常に大切な要素となっています。
Page Speed Insightsとは、Googleが提供してるサービスでサイトの表示速度を測定するサイトですが、
そのサイト表示速度がどれくらいなのか?何が原因で遅くなっているのか?などを分析してくれます。
Googleのスピードアップデート以降、SEOの為に今まで以上に気にしよう。
2018年7月にGoogleから”スピードアップデート”が正式にリリースされました。
単純に言うと「表示サイトなどが遅いと、SEOとしても影響がでる可能性があるよ」というものです。
今までも、コンテンツの豊富さや更新状況・モバイルフレンドリなど様々なSEO対策がある中で、アルゴリズムに組み込まれているのは利用者に対して有益なものだと判断されたからです。
表示速度などはそれ以前にも言われていましたが、公式に表示速度がSEOに必要な要素だと認められたわけです。
Page Speed Insightsの評価が上がらなくて困っていた。
実はGoogleの検索結果は、パソコンサイトとモバイルサイトと結果が異なりますので、どちらも対策が必要になりますが、測定してみるとパソコンは90点台!しかし、モバイルがなんと50点前後・・・。
■パソコン

■モバイル

しかも、ご時世モバイルからの検索の方が多いのに、これでは全然ダメですよね。
ですから、とりあえずSEO対策やキャッシュ機能のあるテーマに変えてみたり、プラグインで画像の最適化をしたりと様々やってみましたが全く変わりませんでした。
ここで詳細を改めて見てみると、「入力の推定待ち時間」・「インタラクティブになるまでの時間」・「サーバーの応答時間が遅い(TTFB)」というのがあります。
正直ここが全く変わらないため評価が変わらないと思い、ロリポップを諦めて別のサーバーを契約することにしました。
サーバーが悪いと判断して思い切って変更してみる
サーバー速度はレンタルサーバーの会社に依存してしまいます。
ですから、ロリポップを利用していても無駄だと思い、変更しようと契約してみました。
そこで、コスト面・スペックを調べてみてまず契約してみたところは、MixHostというレンタルサーバーにしました。
月額880円~というもので、880円のプランのスペックが以下です。
ディスク容量 SSD 150GB |
マルチドメイン 無制限 |
メールアドレス 無制限 |
MySQL 無制限 |
転送量目安 2TB/月 |
PHP7 / PHP5対応 |
自動バックアップ 標準搭載 |
初期費用 無料 |
3vCPUs / 4GBメモリ |
ロリポップより数百円上がりますが、そこそこ安くスペックも悪くも悪くなく、時間をかけてデータベースやWordPressを移行させてネームサーバーを変更して早速試してみました。
ワクワクしながら測定してみると、結果、変わらず。。。まさかの50点台。

正直評価が大幅に変わって、ばんざい!!!というパターンかと思ったのですが、全く変わらずでした。
これでは意味がないと思い時間をかけて調べて、どのサイトでも評判のいいエックスサーバーの中でもwpXクラウドがさらに良いみたいなのですぐに契約。
wpXはサーバーとクラウドがあるようですが、クラウドの方がサーバーの反応が良いとのことで、私もクラウドを選びました。
500円/月~利用が出来るのでコストを掛けたくない人にはいいように思えますが、1契約1サイトしか利用ができないので、サブドメインなどで複数管理を作ろうとするとサイト数分の契約が必要になります。
その場合は余計にコストがかかってしまうので、複数サイトを管理する場合はサーバー契約を利用した方がいいと思います。
(wpXクラウドは契約してすぐの利用ができず、「サーバーの準備中」が表示され続け約10時間ほど待ちました。)
早速Mixhostから移転をして、測定開始!
さすがに変わると思ってましたが、まさかの60点台・・・。(すみません。あまりにもショックでスクショし忘れてしまいました。)
少し向上した感じはありますが、正直この程度上がったところで意味がありません。
特にwpXは500円で1サイトしか利用できないことを考えたら、コスパ面で観たらロリポップでいいと思ってしまうレベルです。
悩みに悩んでやって向上した方法
結果的に一度ロリポップに戻すことにしたのですが、初ロリポップだった私はコンテンツキャッシュ機能があることを知りませんでした。
WordPressのサイトの表示速度が24倍になる!ということで、一筋の光を見るかのように「これかー!」と笑顔でキャッシュ機能をオンにして、再度測定。

変わらず・・・。50点台をキープ。
正直他のサイトのようにサーバーを変更して向上した!という結果が得られませんでした。
WordPressのテーマやプラグインを見直してみた
テーマに付いてるキャッシュ機能やhtml・CSS等の圧縮機能などをつかっていましたが、一度全てを外してキャッシュ系のプラグインを入れようと決意し、「WP Fastest Cache」というプラグインを入れて以下のように全てチェックしました。

実はこれは個人的には一か八かの設定で、以前同じプラグインでサイトも管理画面が真っ白になり再インストールしたりと手間がかかってしまった経験があったので、バックアップを取って恐る恐る変更。
そして、改めて、PageSpeedInsightsで測定してみたところ・・・。

まさかの・・・90点台!
2018年以前のものはロリポップが遅いという記事が多いのですが、ロリポップもコンテンツキャッシュを導入してからサーバー速度もよくなったようです。
もちろんサーバー性能やCPUの性能は各会社やプランによって変わりますので、サーバーを変えることは無駄ではないとは思いますが、ロリポップのスタンダードプラン(月額500円~)のプランでも作り方次第で十分に評価を上げることができるようです。

まとめ
結果的にサーバー変更ではなく、プラグインで向上させることができました。
実証するのに2~3日かかりましたが、いい勉強になりました。
今回はプラグインで上手くいきましたが、キャッシュ系のプラグインはテーマとの相性で不具合が起きることもありますので、必ずバックアップを取ってから導入するようにしてください。
また、私はテーマにキャッシュ等の機能があったのでサーバーを変えてみて、最終手段としてプラグインを導入しましたが、逆にプラグインで向上できないときはサーバーを変えてみてください。
2018年の7月からGoogleのスピードアップデートがリリースされたため、サイトの表示速度などは必要なことですので少しでもお役立てできれば幸いです。