レンタルサーバーを借りる時に色々と調べると「レンタルサーバーは○○がいい」という記事をよく見かけます。
調べれば調べるほど、金額やスペックなど、自分に合ったものはどれなのか分からなくなります。
ただ、その選択ちょっとまってください。
実はレンタルサーバーの選び方は作るサイトの種類によって変わります。
あなたが作ろうとしているサイトはどのようなものでしょうか?
コーポレートサイト?ECサイト?ブログサイト?
サーバーのスペックやコストと作るサイトに合わせて、サーバーを選びましょう。
どんな目的でどんな集客方法にする?

私は様々な業種などにホームページやLPを販売していましたが、サイトを作る目的やアクセス方法はサイトによって異なります。
サイトへの直接アクセスの増やす方法としては、大きく分けてSEOとリスティング広告の2通りです。
どちらもGoogleを使ってアクセスさせますが、この2つのアクセス数の増やし方は、全くと言っていいほど掲載方法が変わります。
サイトの種類はどんなものを作る?
LPを制作する
ランディングページは一般的に1ページで概要や説明を行うものですね。
個別の商品やサービスを紹介販売する時に作成しますが、見栄え良くするために、テキストではなく画像メインで作成します。
そのため、LPはSEOに向いていません。
基本的にリスティング広告からのアクセスがメインなります。
WEB上の看板としてサイトを作成する
自分の会社やお店がどんなところか知ってもらうためのサイトを作る場合ですが、ショップや会社として説明するときなどに使うケースに備えることの方が多いようです。
URLを教えてとりあえず「こんな会社です」と説明しやすい。
会社名と簡単なエリアキーワード程度で検索できればいい。
ショップカードなどにURLやQRコードを載せて見栄えをよくする。
作基本的にはそこに沢山アクセスしてもらうというより、必要な時に見てもらうためのものといったサイトです。
お店や会社としてアクセスしてもらいたい場合は、ECサイトの考え方になりますので、そちらを参考にしてください。
ブログサイトを作る
ブログサイトは原則としてSEOでのアクセスがメインです。
もちろんリスティング広告も全く意味がないわけではありませんが、ブログのように日々更新していくものは、キーワード検索をしてもらいアクセスされる方が理にかなっています。
ブログサイトを作る人はSEO対策ができることが最重要ポイントになります。
ECサイトを作成する
ECサイトという言葉が聞きなれない人もいるかもしれませんが、ショッピングサイトのことです。
ショッピングサイトは、SEO対策とリスティング広告の半々のような集客のものが多いと思われます。
SEO対策だけでは短期集客は難しい。しかし、リスティング広告だけでの集客は採算的にもあまり得策ではありません。
商品のページを作って、そのキーワード検索からアクセス。
そして、強みにしているキーワードでリスティング広告ということになります。
ECサイトはSEOでのアクセスをベースとなります。
SEOサイト・リスティング広告に向いているレンタルサーバーって?

SEOは実は色々とややこしいことも多いものです。
ライティングのやり方・サイト構成・有料被リンク・更新状況・表示速度など、たくさんの要素が絡み合って結果を出していきます。
その要素の中で、表示速度などはサーバーの性能に関係してきます。
つまり、リスティング広告は自らお金をだして広告をだすので、ある程度のサーバーでも成立はしますが、SEO対策が必要なものはサーバー速度が速いものを選ぶ必要があります。
SEOが不要なサイトのオススメサーバーランキング
SEO対策が不要なサイトは、サーバー速度を重要視する必要はあまりありません。(とはいえ、全く無視もできませんが・・・。)
ここで重要なのはスペック的に速度もありながらも、ランニングコストが抑えられるというところです。
また、最近はHTMLよりWordPressでサイトを作る人も増えてきてますので、設定も簡単でMySQLが利用できるサーバーを選びましょう。
順位 | レンタルサーバー | タイトルに対するお勧め度 | 詳細説明 |
---|---|---|---|
No.1 | リトルサーバー![]() | 4.0 | 詳細 |
No.2 | ロリポップ!![]() | 3.5 | 詳細 |
No.3 | JETBOY![]() | 3.0 | 詳細 |
SEOを必要とするサイト
SEO対策を必要とするサイトはサーバー速度は必要です。
また、表示速度を上げるためにサーバーキャッシュやブラウザキャッシュ、htaccessなどの変更なども必要です。
Googleのスピードアップデートがリリースされてから、表示速度は以前よりも意識して作る必要があります。
ただ、実際に使うとなると”実績のあるもの”が安心して利用できますよね。
ここでいう”実績”というのは口コミとかではなく、実際に上位に表示されているサーバーという意味です。
ランダムに選んだキーワードで、上位20位に入ってるレンタルサーバーを実証した記事も書いてますので参考にしてください。
順位 | レンタルサーバー | タイトルに対するお勧め度 | 詳細説明 |
---|---|---|---|
No.1 | エックスサーバー![]() | 4.5 | 詳細 |
No.1 | ConoHa WING![]() | 4.5 | 詳細 |
No.3 | ロリポップ!![]() | 3.5 | 詳細 |
上位ランキングのサーバーの特徴とおすすめポイント

今回は1位と2位の各サーバーの特徴とオススメポイントはどこでしょうか?
ランキングは3位まで書きましたが、正直2位までだと寂しいかなーと思った程度です。
コスパ・性能面を考えて、1位か2位のどちらかを借りれば絶対に間違いありませんので、3位の解説がなくても安心してください。
【エックスサーバー】SEO対策が必要なサイトはこれ!実績充分なレンタルサーバー
プラン | X10 | ||||
---|---|---|---|---|---|
価格 | 1,200円×3ヶ月 | 1,100円×6ヶ月 | 1,000円×12ヶ月 | 950円×24ヶ月 | 900円×36ヶ月 |
初期費用 | 3,000円 | ||||
ディスク容量 | 200GB | ||||
データベース | MySQL 50個 | ||||
独自ドメイン | 無制限 | ||||
無料独自SSL | 利用可 | ||||
高速化設定 | あり | ||||
お試し期間の有無と期間 | 10日間の無料お試し期間 |
エックスサーバーはレンタルサーバーの中で、SEO対策を行うに当たって一番信頼のあるサーバーです。
記事冒頭でも掲載してますが、実績については実際のキーワード検索を行って、上位サイトがどのサーバーを使ってるか調べました。
結果は以下の記事に書いてます。
思いついたキーワードをいくつかピックアップして上位20位に表示されているサーバーを実際に検証したんですが、レンタルサーバーの中で一番上位にきているサーバーがエックスサーバーでした。
エックスサーバーは他のサーバーに無い高速化の設定などがあるため、SEOとしても強くなってるのではないか?と推測できますが、実際に”上位表示されてる”という結果が出てるものが一番信用できるものです。
エックスサーバーは口コミだけではなく、検索の結果として実績もあるサーバーです。
ただ、SEOが不要なサイトを作るのにエックスサーバーはコストが高い気がします。
【リトルサーバー】月額150円から利用できる!最上位プランでも月額430円!
リトルサーバーは価格が非常に安く、SEOが不要なサイトを作成するには十分なサーバーです。
プラン | ミニプラン | ワードプラン | リトルプラン | ビッグプラン |
---|---|---|---|---|
価格 | 12ヶ月/1,800円 (150円) 6ヶ月/1,080円 (180円) | 12ヶ月/2,340円 (195円) 6ヶ月/1,470円 (235円) | 12ヶ月/3,000円 (250円) 6ヶ月/1,680円 (280円) | 12ヶ月/5,160円 (430円) 6ヶ月/2,820円 (470円) |
初期費用 | 920円 | |||
ディスク容量 | SSD 20GB | SSD 30GB | SSD 60GB | SSD 120GB |
データベース | MySQL 3個 | MySQL 5個 | MySQL 10個 | MySQL 50個 |
独自ドメイン | 無制限 | |||
無料独自SSL | 利用可 | |||
高速化設定 | なし | あり | ||
お試し期間の有無と期間 | 20日間の無料お試し期間 |
プランは4種類ありますが、この料金で全てのプランでSSLが無料で使えます。

SSLがないと「保護されてない通信」と表示されるので、ネットなどの知識ががない人がみると不安をあおることにもなりかねません。
LPなどで商品を紹介する人であれば、「保護されていない通信です」という文字は、クレジットカードなどの登録をためらう原因の一つにもなります。
リトルサーバーは低価格なのに、無料SSLが使えるので追加で費用をかける必要がありません。
また、MySQLも利用できるので、WordPressも利用できます。
PHPの高速化もあるためWordPressを活用したLPなどにも安心して使えます。
最上位プランでもかなり安いのでプランはどれを選んでもいいと思いますが、WordPressやPHPなどを利用する場合は、ワードプラン以上を選んでください。

【ロリポップ】利用者最大級!安心の実績と使いやすい管理画面で初心者におすすめ
プラン | エコノミー | ライト | スタンダード | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|
価格 | 100円~ | 250円~ | 500円~ | 2,000円~ |
初期費用 | 1,200円 | 3,000円 | ||
ディスク容量 | 10GB | 50GB | 120GB | 400GB |
データベース | MySQL 0個 | MySQL 1個 | MySQL 30個 | MySQL 50個 |
独自ドメイン | 無制限 | |||
無料独自SSL | 利用不可 | 利用可 | ||
高速化設定 | なし | あり | ||
お試し期間の有無と期間 | 10日間の無料お試し期間 |
ロリポップ!は200万人超えた利用者がいる大手レンタルサーバーです。
エコノミープランはHTMLの利用可能ですが、それ以外のプランはMySQLの利用ができるのでWordPressも使うことができます。
また、WordPressも管理画面の「簡単インストール」で簡単にできるので、初心者の人も安心して利用できる設計になっています。
その他のプランにライトプランとスタンダードがあります。(エンタープライズプランは基本的に個人利用では使わないです。)
実はロリポップはあまりサーバー速度は良い方ではありませんでした。
しかし、ライトプラン以上でコンテンツキャッシュができ、以前よりもサーバー応答速度が格段に上がるようになりました。
また、スタンダードプラン以上だとWordPressの高速化の設定ができますので、WordPressを利用する場合でSEO対策が必要なサイトであれば、必ずスタンダードプランを選択してください。
とはいえ、どちらのランキングにも1位ではないのは、それなりに理由があります。
コスト面で考えば、リトルサーバーの方が優秀ですし、SSDサーバーなのでリトルサーバーの方が速度が上がる可能性もあります。
また、切実にSEO対策を考えてるなら、次に解説するエックスサーバーの方が結果の実績があるので、大手のサポートが欲しい人におすすめのサーバーといった感じでしょうか。

結果:サーバーランキングの見解とまとめ
・おおよそのイメージはついてるけど、作りながら考えたい。
・サイトやSEO等の勉強をしながら、SEOの結果検証などをしっかりしたい。
リスティング広告だけやSNSだけを使ってアクセスを増やす、もしくはそもそもアクセス数はいらないと思ってる以外はSEO対策は絶対に必要になります。
SEO対策が必要になる場合は、エックスサーバーを使うようにしてください。
”やっぱりSEO対策が必要だった・・・”なんてことになると、サーバーの引っ越しが非常に面倒です。
実は別記事に書いていますが、イーブロも以前はロリポップを利用していました。
しかし、記事にも書いた検証をした結果すぐにエックスサーバーに変更しています。
アクセス数は明らかに変わりました。
ロリポップのスタンダードプランからエックスサーバーのX10に変えたので、月額は倍ほどになりましたがたかが知れてる金額です。
もちろんロリポップが悪いわけではありませんが、やはり結果が全てです。
自分に合ったサーバーを利用してくださいね。