事業者間転用は2019年7月~となり、いよいよ光コラボの陣取り合戦が本格的になります。
今までは光コラボに変更した場合、次の光コラボにはなかなか変更ができませんでしたが、それが解禁されるわけです。
詳細は別記事でも書いてますので参考にしてください。
事業者間転用は何故始まるのか?
2015年に光コラボレーションが始まり、今までフレッツ光→光コラボレーション(卸回線)へと変更することができるようになり、割引や料金面で様々なメリットが得られるようになりました。
しかし、その光コラボも全ての人に恩恵があったわけではありません。
光コラボに変更する時には基本的に工事が発生しません。
つまり、代理店の営業方法などによっては変更認識がなく変更している人も多くいます。
ですから、例えば携帯の割引を受けようとdocomo光にしようと思ったら、既に他者の光コラボに変わっていて変更できないということもあったわけです。
そのようなトラブルも少なくなかったため、光コラボ間での変更を容易にできるようになりました。
光コラボ→フレッツ光に戻すことはできるのか?
Aという光コラボの回線からBという光回線に変更するために、今まではAの回線を解約してBに再度契約して工事をする必要がありました。
それが、今度からフレッツ光→光コラボに変更するように工事をすることなく変更できるようになります。
では、光コラボ→フレッツ光に変更することもできるのでしょうか?
答えはYesです。
つまり、現状の光コラボのところからフレッツ光に工事をすることなく、「転用」することが可能です!
知らない間に光コラボになってた!(正直これはただただユーザーさんが話を聞いてなかっただけパターンが大半なんですけどね・・・)、フレッツ光に戻したいという方は簡単に戻すことができます!
(ただ、今光コラボであれば、フレッツ光に戻すメリットってあまりなんですけどね・・・。)
よっぽどNTTが良いという人については、朗報だと思います。
光コラボから光コラボに変更するにはどうしたらいい?
光コラボを利用している場合に、フレッツ光に転用はできません。
であれば、より得になる光コラボを利用する方がいいですよね。
では、光コラボから光コラボに変更するにはどうしたらいいのか?
現在の事業者からまた転用承諾番号を取得する必要がある?
結論から言うと必要があります。
では、どのようにすればいいのか?
販売事業者によって多少連絡先の違いはあるかと思います。
カスタマーセンターや転用承諾番号専用のセンターなどだと予想されます。
そこに連絡して、NTTからの変更同様”転用承諾番号”を取得して、新たな事業者へ通知することで、事業者間での転用が可能となります。
事業者間転用のデメリットはあるのか?
キャンセル制止が予測される
転用承諾番号を取得するには、”現在のプロバイダ”に電話する必要があります。
大手プロバイダでは、あまり見受けられないかもしれませんが(確定ではありませんけど・・・)、中小のブランドではスムーズに進まない可能性も予想されます。
違約金や工事が一括請求などの支払いトラブル
ここが一番のトラブルになると思います。
フレッツ光→光コラボへの転用は、違約金はかからず、工事費はスライドされてコラボ業者へ引き継ぎとなりました。(一部プロバイダは工事費がなくなる場合もあります。)
しかし、光コラボ→光コラボはそのようにはなりません。
違約金や残工事費用の一括払いなど、そこそこの金額になりますし、コラボ事業者によっては違約金だけで30,000円もかかるところもあります。
◇主な光コラボ違約金一覧◇
主なコラボ事業者 | 違約金 | 現在の発生条件 |
---|---|---|
OCN光 | 11,000円 | 2年自動更新・更新月以外 |
@nifty光(3年契約) @nifty光(2年契約) | 20,000円 9,500円 | 3年自動更新・更新月以外 2年自動更新・更新月以外 |
Biglobe光 | 20,000円 | 3年自動更新・更新月以外 |
ソフトバンク光 | 9,500円 | 2年自動更新・更新月以外 |
So-net光 | 20,000円 | 3年自動更新・更新月以外 |
IFネット | 29,800円 19,800円 9,800円 | 1年目以内解約 2年目以内解約 3年目以内解約 ※3年自動更新の為更新後は同違約金 |
これらの違約金がかかってくる可能性があります。
また、改めていうと工事費についてもフレッツ光→光コラボと異なり、変更先にスライド移行できませんので残工事代は一括払いとなります。
この工事費については、フレッツ光から転用した人はフレッツ光の工事費の残りとなりますが、光コラボを新規で入れた場合は、その光コラボ業者の工事費用に準ずるようになります。
光コラボ→光コラボに変更するメリットはあるの?
これから先考えられるのは、”営業”です。
“料金が安くなる””切り替えると速度が速くなる”などの営業電話がかかってくると予想されますが、正直メリットがある切り替えはほぼありません。
とはいえゼロではないケースもあります。
1つは、月額が高いところを利用している場合。
もう1つは、携帯のセット割りがある場合。
これらにおいては、そこそこメリットがありますが、どれだけのメリットがあるのか?ということろです。
月額料金が高い主な光コラボ
光コラボの月額で安いところは4,600円程度~ありますが、それよりも高いところでは切り替えるメリットがあります。
一般的に高いとされている光コラボは、OCN光・IFネット・ビッグローブ光などになります。
携帯割りができる光コラボ
参考:ドコモ光

◇ソフトバンク◇
参考:ソフトバンク光

◇au◇
参考:ビッグローブ光

参考:So-net光

ただ、auにおいてはSo-net光の方が月額料金がファミリータイプだと1,000円ほど安いので、同じauでスマートバリューを適用するならそちらの方がプラスです。現在、ビッグローブ光であればソネット光に変更するのはプラスかも知れないですね。
まとめ
事業者間転用が7月から始まりますが、そのユーザーとしての恩恵は正直微々たるものかもしれません。
しかし、転用の特徴として変更認識がなく利用した場合は、自分にメリットがある回線に解約することなく変更することができるようになり、有効的に使えます。
知識がなくとりあえず”安くなる”と言われて変えた方も同様に、後から携帯のセット割のことをしり、既にコラボに変わってるので割引ができなかったという人もいるはずです。
事業者間転用はそのような人には有効的な制度だと思いますので、”違約金”や”工事費”のトラブルに気を付けて変更してください。